眠苦しい夜に解析を(お試し編2)
まずは前回のおさらいです。
- 温度制御できていないと思ったらできていた
- 湿度高め
- 湿度下げようと思ったらめちゃ寒くなっていた
本当はある温度より高くなったら下げて〜みたいな感じにしたかったんですがこれでは企画倒れです。
ただまあ大元の目標は【快適に寝る】ことですので別の方法でのアプローチを考えましょう
湿度高すぎ問題
28度にしても29度にしても湿度が70%もありました。
快眠に適した湿度は50%前後と言われていますのでちょっと高すぎです。
https://futon-tsuyuki.com/news/by_shidoushi/qa0810/
しかしうちの寝室のエアコンさんの除湿は温度が設定できないタイプ。湿度を下げるために室温までガンガン下がってしまいます。
そこでエアコンと除湿機を併用することを考えました。
除湿機は大きく分けて2つあります。
エアコンと同じように空気の温度を下げることで水分を結露させて回収するタイプと吸着剤を利用するタイプのものです。
前者は冷却機構の違いでコンプレッサー式とかペルチェ式とかよばれていますね。
一方後者はデシカント式とかゼオライト式とか呼ばれています。(ゼオライト式という呼び名はどうなんやとツッコミを入れたくなる)
あとピンときた人がいるかもしれませんが、私の専門分野です。
https://osusume.mynavi.jp/articles/11
どちらも一長一短ですが、とりあえず高いです。数万円します。ちょっと手が出ないです。
そこでどうにか格安で湿度が下げれないか検討していきたいと思います。
困った時の吸着剤
方策としては2つ考えられて前者のタイプの代替案としては、
- 凍らせたペットボトルで結露させる
後者の代替案としては
- 除湿材を置く
です。
ここはおとなしく専門分野で攻めていくことにします。
除湿材と一言で言っても色々あって、塩カルのように潮解性を利用したものや、ゼオライトやシリカゲルのように吸着現象を利用したものがあります。
塩カルの方が除湿性能は高いですが、今回は再利用が可能なゼオライトを使用することにします。
ところで皆さんゼオライトって知ってます?
基本的にはSiとO原子でできた数nmの穴がたっくさん空いてる材料のことです。
んなもん知らんわ!とツッコミを入れているところかと思いますが、皆さんよく思い出してください。
小学校の頃理科のテストで散々書きましたよね?
「突沸を防ぐため。」って。
あの沸石と呼ばれていた謎の石、実はゼオライトです。
勉強になりましたね。
余談ですが、ちまたで手に入るゼオライトは天然物がほとんどですが、人工ゼオライトなるものも存在します。
天然物は大体数種類しかありませんが、人工ゼオライトは200種類以上あります。種類によって吸着性能は全然違います。
興味がある人のために超専門的なサイトのリンク貼っときますね笑
http://www.iza-structure.org/databases/
長くなって疲れたので箇条書きで
- 鍋敷きout 金ザルinの方がよかったです
- 鍋にゼオライト入れて炒めます(2袋しか入らんかった)
- ざるにうつして寝室に置きます
結果発表
変わらんやんけ!!!
次回、今回の敗因を定量的に考察します。