続報
ヤツはACの中でも最弱
amazonの完全ワイヤレスイヤホンについてBOSEが釈明したそうです。
要約すると、echobudsに搭載されるアクティブノイズリダクション(ANR)と虎の子のアクティブノイズキャンセリング(ANC)は別物だということ。
まあそんなことだろうとは思ってましたが、どうなんでしょうね。
多くの人はANRかANCかなんて調べないでしょうから、echobudsを使った人がBOSEのノイキャン大したことないなってなりかねない気が。。。
どうでもいいですが、上記記事の締めの一文にとてもシンパシーを感じました。
というわけで、Echo Budsが発売されようとBose Noise Cancelling Earbuds 700の優位性は揺らがないようです。ただしその発売は来年になるので、今はコスパの高いEcho Budsを購入してボーズ製品を待つ、という選択肢もありかもしれません。
耳うどん
ノイキャン関連でもう一点、今ちまたで耳からうどんを垂らすのが流行っていますが、そのノイキャンバージョンが出るかもしれないとのこと。
appleもついにノイキャンに着手ですか。今からの参入でBOSEとSONYに勝てるんですかね。まあでも耳うどん人気ですからね。ちまたでこういうイケメンよくみますもんね。
BOSEさん、早く新商品出さないとやばいですよ。
私的衝撃ニュース
先日、新幹線に乗ったときに悲劇が起こりました。
このブログの読者にはおなじみのノイズキャンセリングイヤホンを忘れてしまったのです。
ノイキャンなしの新幹線なんてかなり久しぶりでしたが、いやーうるさいうるさい。こんなにもうるさいものかとびっくりしました。
私の愛機はご存知の通り魔改造したboseのQC20ちゃんですが、最近はちょっとケーブルがあることに少し嫌気がさしています。
もう二度とノイキャンのない悲劇を繰り返さないために完全ワイヤレスなノイキャンイヤホンをカバンに忍ばせておきたいなーと日々悶々としております。
もちろん私が狙っているのはboseが2020年に発売すると宣言しているearbuds700です。
しかしまだ詳細な情報が出ていないことを考えると年が変わってもなかなか発売されない未来が予想されます。くー。早く開発してくれ。
さて、こんな感じで今か今かと待ち望んでいるわけですが、今週衝撃的なニュースがありました。
問題はこのなかのecho budsという完全ワイヤレスイヤホンです。
なんと驚いたことにboseのノイズキャンセリング技術が用いられているとのこと。
え、ちょっと待って。なに本家より先に完全ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン出してるんすか?
しかもお値段15000円ほど。おそらく将来でるであろうearbuds700の半額以下と思われます。
、、、BOSEさーん。何自分のクビ締めてるんすかー。ちゃんと仕事してくださいよー。
(個人的に)惜しむらくはカナル型だということ。なので私の本命は変わらないままなのですが、、、この値段なら2020年までのつなぎに買ってしまいそうです(笑)
※残念ながら日本での発売は決まっていません。amazon.comからの発送も対応していないので、現状手に入れるためには転送サービスなどを使用する必要がありますね。
初心忘るべからず
どうも。inovativeさんが痴漢で逮捕されたかと思ったら夢だったlabheaです。
すみません。ネタの関係(amazonの配送の関係)で無告知で1日延期させてもらいました。
前回、いらすとやのほのぼのした絵でお送りした通り、ゼオライトプロジェクトが頓挫してしまいました。
悲しい。けど、ここで立ち止まってはならない。 こういう時こそ初心に立ち返りましょう。
そう、我々のゴールは湿気を取ることではない。良質な睡眠を取ることなのだと。
回想
私の寝つきが悪くなったのは、思えば大学時代に一人暮らしを始めてからでした。
高校時代はあんなに寝つきが良かったのに、どうしてこんなことになってしまったのか。
だちろん大学生特有の堕落しきった生活のせいももちろんあるのでしょう。
しかし他にも思い当たる節があります。
そうです。遮光カーテンです。
田舎ものの私にとって都会(?)の夜は明るすぎました。
明るくて眠れないから遮光カーテンにした結果、明るい部屋で起きるという習慣がなくなってしまいました。
寝るために遮光カーテンにしたのに、それこそが不眠の原因だったとは、若かりし頃のlabheaは知る由もなかったのです。。。
メラトニン不足
人間の眠気にはメラトニンという物質と関係があるそうです。
じゃあそのセロトニンはどうやって作られるかというと、光を浴びること、もう少し定量的にいうと2500ルクス以上の光を網膜から取り込むことで脳が活性するそうです。
セロトニンが分泌されてから、15時間後にメラトニンが分泌されるそうなので、夜眠くなる(=メラトニンを多くする)ためには、15時間前、すなわち朝に光を浴びることが重要なのです。
一般的な部屋の照明ではせいぜい数百ルクスくらいしかありません。
一方で窓から差し込む日の光は2500~3000ルクスぐらいとのこと(え、人間都合よく出来過ぎじゃない?)。すなわち遮光カーテンなんてクソ食らえなわけです。
せやかて工藤
いくら日の光を浴びたいからって今さら遮光カーテンからは戻れません。真っ暗な部屋で寝たいのです。
それに、日の出と共に起きる生活は、今の生活スタイルに鑑みると現実的ではありません。
となると、指定した時間にカーテンを開ける装置(あれ?前誰かコメントしてましたね?)を作るのが良さそうですが、ちょっとかったるいですし、賃貸でやるのは制限が多く大変です。
さて、どうしたものか。
inti4s
前置きが長かったですね。もう気づいている人もいるかと思いますが、要は光が浴びられれば、太陽光じゃなくてもいいのです。
そして、この趣旨のものはすでに商品化されています。
決まった時間に光で起こしてくれる、いわゆる光目覚まし時計というものです。
多分日本で一番有名なのが、inti4sという商品です。
これを販売しているのはムーンムーンという会社で、睡眠改善二大企業と呼ばれている中の一つです。(私が勝手に決めました。)
ちなみに、もう一つは、私も愛用している(いた?)たわし枕でおなじみのNeltureです。
しかし、このinti4s(というかムーンムーンの商品全般)、いかんせん高いのです。3万弱します。 その気になれば安いベッドが買えてしまう値段です。
アマゾンで探すと、中華な類似品が数千円で売っています(サクラデホシガイッパイデス)。
まあ、中華製品がただ光るだけのおもちゃなのに対し、inti4sはちゃんと2500ルクス以上になるように設計されているのですが、、、それにしたって、ねえ。決まった時間に光るだけよ?
ぐぬぬぬぬ。
作ってしまえ
ようやく本題です。サクッと作ってしましょう。
最初は、ラズパイを使ってリレーなりスマート電球なりで作ればいいかと思っていましたが、偉大なる先人様達(やはり似たようなことを考える人はいるもんだなぁ)を参考に、プログラムタイマーなる便利アイテムで作成します。
用意したものはこちら。
- プログラムタイマー https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00KOG37DW/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o02_s01?ie=UTF8&psc=1
- 電球スタンド https://www.amazon.co.jp/gp/product/B077KSLF7R/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o02_s01?ie=UTF8&psc=1
- 100W型LED電球 https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07DNKW9PN/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o02_s00?ie=UTF8&psc=1
しめて、お値段3761円なり。この週末はアマゾンのポイントアップキャンペーンをやっていたので、アマゾンゴールドカード民な私は8.5%のアマゾンポイントもつきました(2万円以上の買い物をしたことがバレるやつ)。
プログラムタイマーはコンセントと電化製品の間に挟むことで、指定した時間に電源をオンオフできる代物です。こういう商品あるんだろうな〜とは思っていましたが、こんなに安いとは知りませんでした。
作る、なんてたいそうなことを言ってますが、電球スタンドに電球を取り付けて、プログラムタイマーに電球スタンドのコンセントを差し込むだけで完成です。猿でもできます。
一つ難しいのが、光源をどうするかです。
大抵の商品は光源の明るさを表すルーメンで書かれていますが、今回満たすべきは光が目に届いた時の明るさが2500ルクス以上という条件です。
すなわち、光源自体の明るさ(ルーメン)だけではなく光源と観測点との関係(照射角や距離など)を考慮してルクスに換算する必要があります。
とはいえ、詳しいことは知りません。
小難しい計算なんかほっておいてとりあえず買ってみて実際に測ってみればいいのです。
幸い大抵のスマホには、画面の明るさを自動調整するために照度センサーが付いていますからね。
※ちなみに先人様達はLED投光器なる兵器を用いているようです。明るすぎて目が危険とか言ってるし、となりで寝ている人に文句言われても敵わないのでそこそこ指向性のある電球スタンドを用意した次第です。
偉大なる先人様たち
じっけんのじかんだよ
まずは、正午に枕元に差し込む日の明るさを測ってみました。
照度計やルクスメーターなんかで検索すればそれっぽいアプリがたくさん出てくると思います。
本日は曇りでしたが、すりガラス越しでも2500ルクス出ています。おひさますごい。
続いて、ベッドに電球スタンドをセットします。 まあこんな感じかしら?
この状態で測ってみると、2938ルクス。お、いいですね。100W型LED電球で十分事足りそうです。
ただ、スマホの角度によって結構数値が変わってしまいます。
仰向けに近い角度でおいてみると715ルクス。
うーん、これでは足りません。
対応策として、上部にアルミホイルを挟んだクリアファイルを反射板がわりに取り付けてみました。
正直邪魔でしかないですが、仰向けでも3000ルクス超えを達成しました。
しばらくはこれで試してみようと思います。
おわりに
写真のいびつな形の枕も今回新調したものです。
同じくムーンムーン社の商品でYOKONE2というものです。
文字通り横寝専用の枕でずっと前から気になっていたのですが、そのお値段(18000円)のせいでなかなか手が出せずにいたものです。
今回inti4sつながりで調べたところ、どうやら新作のYOKONE3が出ていたみたいで、旧型かつ箱つぶれのアウトレットなYOKONE2がアマゾンで9980円+10%ポイント(+キャンペーンの8.5%ポイント還元)だったのでポチってしまいました。
2と3で主要な部分は変わらないらしいので、横寝派の人は今がチャンスかもしれません。
なお、「横向き専用枕なのになんで仰向け前提でライトの調整したの?バカなの?死ぬの?」というツッコミは受け付けておりません。ご了承ください。
https://www.amazon.co.jp/YOKONE2-ヨコネ2-横向き寝まくら-ソフト-ハード/dp/B06Y5D34DL
撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ
こんばんは。最終回の迎えたみがヤバみのlabheaです。
今週末はひとりで家にいる時間が長いことがわかっていたので、「仕事でもすっかな〜」と金曜日時点では意気込んでいたのですが、言わずもがなでした。
今回は、じゃあ代わりに何してたの?という日常ブログです。
実戦化学重要問題集2019
皆さんお馴染みの重問ですね。
最近、余裕があるときに重問を解くのにハマっていまして、この休みにもちょろっとやりました。
理由はいろいろあるのですが、並べてみますと、
といったところでしょうか。まあ一言で言えば年々感じる「老いに対する危機感」ですね。
まあ腐っても学歴おばけなので、細かい用語とかは「こんなんあったか?」となるものの、問題自体はスラスラ解けて楽しいです。ほんと答えのある問題って最高です。
電卓を使いたくなりますが、ボケ防止のために筆算で解いてます。
ただ、ゆとり世代との範囲の差は正直わかりません。昔のことすぎてどこまでが高校でどこまでが大学で習ったか区別がつきません。
あと、ipadとapple pencilは問題演習と相性がいいなー感じました。ノートの容量気にせず、書きなぐれるのはいい時代になったなーと思います。まあ、ipad買ってもらえる高校生は少数派だとは思いますが。
化学が終わったら物理など他の教科にも手を出そうと思います。
大学の専門書とかに比べると圧倒的に安くていいですね。重問、900円+税ですよ。
月額1000円のサービスに加入するくらいなら馬券を買うとかのたまっている輩がいたそうですが、同じ1000円でも色々な使い方があるもんですね。
異常者の愛
サンデー推しのmmさんとは違い私はマガジン派でして、マガポケで定期購読をしています。
でね、このアプリ、漫画の各話の最後に、作者の別の作品が表示されるんですよ。
例えば、お馴染みランウェイだったら、こんな感じに。
猪ノ谷言葉先生が本誌で最初に書いた読み切りですね。
それで、今連載されている作品の中に「マコさんは死んでも自立しない」ってやつがあるんです。
まあ、ピュアな女子大生と高校生がただただイチャイチャするだけの、ラブコメ至上主義な今の少年マガジンもとい中年マガジンを代表するような4コマなんですが、結構面白くてですね。
毎週欠かさず読んでいるわけなんですが、いつも一番最後のページにこれが出てくるんですよ。
。。。え、ねえ。何があったの?マコさんのピュアさはどこに行ったの(どこからきたの)?
あまりに作風が違いすぎて警戒してたのですが、ラスト3話を残して購入済み※でしたので、今週末に読んでみた次第です。。。
※マガポケの定期購読では、本誌の作品に加えてピックアップされた過去作やマガポケ連載作品も毎週配信されます。ちょっとお得ですね。
詳細な感想は、ちょっと、遠慮しておきますが、なんか、もう、すごい作品でした。なんなんでしょうね、言語化できない恐ろしさがありました。表情と行動の一致してなさに、サイコパシーを感じました。
あ、今書いてて思いましたが、鳥居さんの本を初めて読んだときの読後感と近い気がします。(なんでもってるの?というツッコミはなしですよ)
全6巻ですので、興味のわいた方は、秋の夜長に大人買いしてみてはいかがでしょうか。。。
コードギアス 反逆のルルーシュ 興道・叛道・皇道
アマプラで配信されていて、ずっと気になっていた映画です。
コードギアスといえば、若かりしころに、capaさんやぬかみそさんにめちゃくちゃオススメされたものの、数話みて、「え、ロボット?パスパス。」となった思い出深い作品です笑
その後、きっかけはわかりませんが、もう一度トライする気になり、5話ぐらいを超えたあたりから「え、むっちゃおもしろいやん」となり一気見したのを覚えています。50話一気見とか、当時は若かったですね。
で、件の映画は、今年の2月に公開された「コードギアス復活のルルーシュ」に先立って作成された、総集編(3部作)になります。
なんせ50話を2時間×3にまとめなければならないので、カットや改変など多々ありましたが、いい感じに忘れていたので、「こんな話あったなー」と所々思いながらも、新鮮な気持ちで楽しめました。
叛道(2作目)ははしょりすぎて「お前誰やねん」感が強かった気がしますが、まあしょうがないですね。
ちょっと気になったのが、ルルーシュが封じられた記憶を思い出す経緯。
私の記憶だと、なんか記憶を封じられる前に自分にギアスをかけておいて偽物のゼロと接触した時に思い出すようにしてた気がしてたんですが、映画ではすごくあっさりしていました。
気になったので、地上波版の該当箇所をちょろっと見ましたが、映画とは違うもののこちらもわりとあっさりしていて、完全に私の記憶の捏造でした。
思うにこれ、デスノートの「計画通り」のところと混同してますよね。いやー歳はとりたくないものです。
すごく面白い作品ですので、見たことない方はこれを気にどうぞ。
ゼオライト計画
ホットプレートごと1週間放置しっぱなしです。
いのメーター解析
inoさんにまとめてもらったデータも開かないまま1ヶ月放置しっぱなしです。
おわりに
首都圏にやばい台風がきてるみたいですね。
お気をつけて。
今日は
おやすみです。
寝苦しい夜に解析を(考察編)
前回のあらすじ
- 湿度を下げるためにとりあえずゼオライトを導入するも何も変わらなかった
真面目に考察
予告したとおり,前回の敗因をScientificに考察していきたいと思います
取り除くべき水分量
達成したいことは,温度28℃の寝室の湿度を70%から50%程度まで低減させることです。
これを達成するためにはどれくらいの量の水分を取り除く必要があるのか,考えてみましょう。
まず湿度というのは,ざっくりいうと,大気に含まれる水分量が,水が気体として存在できる最大量の何%かという指標です。
この水が気体として存在できる最大量(飽和蒸気圧)は,温度に依存する値で,例えば28℃だと3.78 kPaです。
つまり,室温28℃,湿度70%のとき,水は3.78 × 0.7 = 2.65 kPa分だけ空気中に存在することになります。大気圧は101 kPaですので,空気の2.6%が水分子ということです。
ちなみに,沸騰という現象は,飽和蒸気圧と大気圧が同じになって,液面だけでなく内部からも「気体になったるで〜」とポコポコなる現象でしたね。
つまり水の飽和蒸気圧が101 kPaになるのが100℃というわけです。(100℃としたというのが正しいですが)
さて,我が家の寝室の空気中には2.65 kPa分の水が存在することがわかりましたが,ぶっちゃけこれだとピンときません。
そこで,この量が液体換算でどのくらいなのか考えてみましょう。
まず我が家の寝室の床面積は6畳(= 10.94 m2)ですので,天井の高さを2.4 mとすると,26.2 m3の空間があります。
2.65 kPaが水分ですので,理想気体の状態方程式(懐かしのPV=nRTです)を考えると,
2.65 kPa × 26.2 m3 / (8.314 J/mol.K × 301 K) = 27.7 mol
の水があることになります。これに水の分子量をかけてあげれば
18 g/mol × 27.7 mol = 499 g
となりますね。水1 Lは1 kgっていうのは生活の知恵としてご存知かと思いますので,ちょうど500mLペットボトル一本分の水が寝室の空気中に広がってることになります。こう考えてみると結構多いですね。
今回の命題は湿度70%から50%に下げることですので,
499 g - 499 g / 0.7 * 0.5 = 143 g
の水を除去してやる必要があります。ちょうど紙コップ1杯分くらいですね。
もちろん,これは寝室が閉鎖空間だった場合の話なので,実際はこれよりも多めに水分をとってやらないと湿度50%には保てませんが,一つの目安にはなるでしょう。
ゼオライトの吸着量
さて,取り除くべき水分量がわかりましたが,これに見合うだけのゼオライトが用意されていたのでしょうか。
それを考えるためには,ゼオライト1g当たり何gの水を吸着することができるか,を知る必要があります。
一般的に吸着量は,温度が低いほど,そして湿度(水の圧力)が高いほど,増加する傾向にあります。
そのため,研究現場では,温度一定のもと,圧力の変化に対する吸着量の増減をまとめた吸着等温線と呼ばれるものを使って議論することが多いです。
「ゼオライト 水 吸着等温線」で文献調査すればそれなりに出てくると思いますが,今回使っているのは素性のわからない天然ゼオライトですので,ぶっちゃけ自分で測定してしまったほうが早いです。
ということで測定しました(まじかよ)。28℃におけるダイソーの根腐れ防止ゼオライトの水吸着等温線です(おそらく世界初のデータだろう)。
これを見ると湿度50~70%のときの吸着量は大体70mg/gです。
今回,ゼオライトは1 kg用意しているので70gの水が取れるはずです。
目標(湿度20%低減)の半分程度ですので,湿度60%くらいになっても良かったのでは?といった感じですが,何がいけなかったのでしょうか?
どう考えても前処理が悪い
はい。これにつきます。
先程述べたとおり,吸着量は低温かつ高圧ほど増加します。
上図の吸着等温線はどう測定しているかというと,ゼオライトを200℃に加熱しながら真空下に置くことで,中身をカラッカラに乾かしてから測っているわけです。
一方我が家ではどうだったかというと・・・
こんなちっさい鍋に大量に入れて,気休め程度に炙るだけ。
これじゃあゼオライト内の水分子は完全に飛びきらないでしょう。
たとえば,ゼオライト1g当たり60mgの水が残った状態で寝室にセットしたとしたら,湿度50~70%ではマックスで約70mg/gまでしか吸着できないわけですから,10mg/g分だけしか除湿効果が期待できないわけです。
なので,この前処理条件をどげんかせんといかんわけですが,そもそも直火だと温度制御むずいんよな〜鍋もちっさいしな〜困ったな〜って感じです。
鶴の一声
nonstyleさん「ホットプレートでよくね?」
・・・Σ(゚Д゚)
確かな手応え
いや〜この手があったか〜。大量処理にも向いてるし,温度制御もできるし完璧です。せっかくなので小鍋には入らなかった3袋目も追加して全部で1.5 kgにしました。
邪魔者になっていた姉の置き土産が,まさか活躍する日が来るとは。。。
ちなみに蓋をしてみると,水分が出てきているのがよくわかります。
こういうの見るとちょっと楽しくなるよね。
次回は,前処理条件の検討結果をお伝えできればと思います(願望)。
おわりに
コメントにもありましたが,もうすぐ夏が終わりそうです。
昨日はクーラーなしでも寝れてしまいました。
このまま今年はお蔵入りするかもしれません(笑)